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木村栄昌

矛盾と勢い:孫子で打つ手が見えてくる—2500年の智恵を生かす不敗の道—

小規模の場合は、集中ほど重要なものはない。<虚実篇第6>

 孫子いわく:我は集まりて一となり、敵は分かれて10となれば味方は一団で動き、敵は10カ所に分散するので味方は10分の一の敵を攻めることになる。味方は大勢で敵は小勢になって弱小であり結局分かれることで敗れる。

 手を広げすぎる場合は、10のエネルギーを分散することと似ています。どんな大組織でも人的、物的資源は無尽蔵ではありません。有限です。思い切って10のうち9を捨て、一つに集中することで小規模でもソコにエネルギーが満たされ湧いてくる状態になります。少し時間がかかりますが、、良い考えも出てきてそれらが相乗効果をもたらします。「湧いてくる」から沸騰するに行くまであきらめずに継続することです。

 一番難しいのは10のうち9を捨てる決断です。情報が多い今どき、この決断に役立つ道を孫子は示してくれています。

では次回に