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木村栄昌

運用会計:
整理と反復が生み出す意外なチカラ

これまでに掲載した「運用会計:整理と反復が生み出す意外なチカラ」の記事一覧です。
上のものほど新しい記事となっています。

記録をつける効用

 日々の為替(円、ドル、豪ドル、NZドル、スイスフランなど)、投資銘柄の株価、Gold価格、長期金利 短期金利について一定の日にノートやエクセルに記録しておくことで「こうなれば、これがこう動く」が見え、その結果「こうすれば、こうなる」のが読めるようになります。毎日はしんどいですから一定日が便利です。

 忙しくても実行することで相関関係が見えれば貴重な指針になります。政府や日銀、学者や評論家がメデイアで言うことの検証にもなります。オカシイこと言ってはる、と言えるようになるでしょう。ということは、そういう人たちに振り回されなくなります。大事で貴重な資料です。

 例えますと、いつ、どのようなものを食べたかを記録すれば血液検査などで主要な数値がどう変化したかを認識できるのと似ています。私は実行していませんので例えですが、血糖値が気になり糖質制限を医師から指導されておられるかたは有効でしょう。

 資産運用のポートフォリオの組換え資料になります。

株式投資は短期ポジションで

 本日のYahoo!ファイナンスでは米ドル/円は159円です。豪ドルとスイスフランが好調です。為替介入が再び行われたとの見方が広がっています。

 ホルムズ海峡をめぐる情勢も本当のところはワカリマセンこんな時には事実の整理・認識から先を予測する練習をする良いチャンスです。他人(報道など)の意見に振り回されないことです。

事実認識
1,株高はAI関連株だけです。三菱重工や川崎重工、IHIなど防衛株に大きな動きはありません。逆に東エレ、フジクラ、イビデン、村田製作所などは証券会社の説明ページでも推奨の通り元気です。

2,AIの会社は、巨大データセンターへの投資で巨額の減価償却費の計上、キャッシュフローの困難などで利益計上には疑問符が付きます。ChatGPTは広告導入を始めました。利益確保のためでしょうか。
 昔のゴールドラッシュで儲けて生き残ったのは周辺サービス会社だけでゴールドを手にした者は浪費したのか生き残っていないのが現実です。儲かったのはツルハシ業者、ジーパンのリーバイスなどと、お金を東部へ送金する馬車銀行ウエルスファーゴなどが有名です。ゴールドラッシュをチャンスにしてビジネスで成功した例で共通するのはゴールドを掘らなかった人たちです。皮肉なものです。
 AIブーム、AIバブルでのツルハシ、ジーンズ、送金業者に当たるのが何処なのか興味津々です。ここが見えてきてからカイに入っても良いのではないでしょうか。

3,国債残高は巨額であることは変わりません。金利は嫌でも上がり、円安は確実でしょう。人口減少はこれからも続くでしょう。なぜなら有力企業は利益剰余金を蓄積する方針は変わらず、人件費への分配は芳しくありません。有力企業でこうですから中小や非正規は給与の上昇が物価高に追い越され、生活の質の維持が厳しくなってきます。結婚→子供は夢にもならない状態が続きますから人口は増えません。

4,治安は良くなく、農薬や食品添加物たっぷりの食べ物が人々の神経を侵食します。不可解な事件が起こっています。

5、何度も書きますが通貨の過剰発行から高金利→国債価格下落により銀行の貸借対照表の投資等勘定の時価は下がり、貸借対照表の純資産の部が消滅してしまう恐れがありますが、会計基準は時価ではなく何故か国債は取得原価で計上します。なので表面は(会計上は)大きな変化がなく推移しますが、実際は高金利の影響が出てくるでしょう。人体で例えますと、内臓に深刻な病気が潜んでいるのが表面化し発症するようなものです。
 現実には中小零細企業の負債返済不能、人手不足が原因の倒産と住宅ローン破綻が起き、派生して不動産事業の供給過多・在庫過剰が起こる懸念が考えられます。

6,政治家はどの国も人気取りのため補助金などでばら撒くため通貨増発をせざるを得ません。反して増刷できないのがゴールドです。38千トンと数量が限られたゴールドの価格が上がり通貨が下落(流れとして)するのは自然です。

結論:株式相場は秋から暮にかけて下がると考えますから長期での株式投資はよほど選択眼の有るかたは別として、私などは細かい利食いでシノグ方針です。時には少しの押し目買い、または難平買いで遊んでみます。

何らかのご参考になればなによりです。

長期金利が2.8%になりました。

 長期金利が29年ぶりに2.8%になったと報じられています。
この結果、国債は売られ、株価は1000円超下がり、為替も円安に振れています。

この原因は我が国財政が良くないからです。世界一の借金国ですから。

 株価は今後もゆっくりと右肩下がりになってゆくと考えます。日経平均は先週には上がりましたがAI関連の東京エレクトロンやフジクラなどが大きく上がって、それにつられて平均が上がったにすぎません。

整理と反復

 大きなくくりとして手持ちの株の株価の推移を記録するとともに、同じ日の円の対ドルの値段を記録します。関連する外貨預金NZドルや豪ドルの動きも記録します。スイスフランは動きは独自ですからその事実を知るために記録しましょう。

 最後にゴールド、プラチナ、シルバーの値段も記録します。大した時間はかかりません。

 こうして時系列で見てゆくと相互に関連する動きが読み取れます。AIで表にすれば便利です。

 小さな動きではなく資産価額のトータルが重要です。その動きの中で変動する要素として個々の資産の変化の原因を確認してゆきます。

 記録を続けると積極的に資産の組換えをしなければならない場合と動かさないで推移を見守るのが良い、との判断が見えてきます。

運用会計

 現在の金融資産をどのような方針で運用するかが重要です。アッちこっち
カラ「情報」がなだれ込んできます。それらの声に一々反応していたら自ら矛盾の渦中に入るようなものです。

 方針の前に現状の経済の認識をすることが一番です。どの国も通貨の過剰発行でインフレの流れです。国債の発行残高が多い場合、償還が困難です。ここへ金利が関係してきます。低金利の場合、他国と較べて安くなります。お金は金利の高いところに魚群のように集まります。我が国は低金利ですから円安は当然のシナリオでしょう。為替介入と噂されています。真偽はともかく円安に戻るのではないでしょうか。

 なぜ低金利か、、国債が巨額であるためです。では株価は6万数千円と報道されていますが、これは何故でしょうか?アメリカのファンドの資金が日本の株式投資の6割を占めるのです。日本の投資家ではなくドルの国(米国)の資金が安い円の株式を支配しています。自力での株高というよりは円安ゆえに引っ張られた株価と私は思います。それもAIバブルです。AI事業は巨額の投資が必要ですが、そのことと利益が出ることは別のことです。AI関連の日本株だけが日経平均を上げています。

 株式、預金、ゴールド、外貨預金などについて推移を整理しておくことが有用です。

はじめのご説明

流れの速い時代に生きて

 わたしたちが生きる現代は経済の仕組みが急速に広大無辺のように広がってゆきます。

 広がりはタテとヨコに広がるようです。(広がってゆくことと、深まってゆくことは似て非なるものです。現代は広がるばかりで底の深まりは?と思います

 タテ軸には新しい金融商品が現われ、利用されます。商品の種類も随分と多くなりました。

 ヨコ軸では国境を越えて運用がされるのが当たり前です。そのため投資に際してタテの目とヨコの目を開いて見なければ方針を立てることもできません。

 おびただしい金融商品に加え不動産もいれますと大きな平原に立っていても目の前の世界が日々広がってゆくような気持になり、どう対応し、どう選択したらよいのか迷うばかりです。

このブログの目的

 金融商品や不動産の売手でなく、専門業者でもない、それら商品の「利用者」の立場に立てば、何を選択し、どう運用し、元本を毀損しないで増やしたい、と思いますね。

 このような人が、他人任せにしないで自分で判断しその結果を自分のしたことと受け止めるなら、考えようによっては日々刺激的な面白いゲームの真ん中にいることになります。

 筆者の私メも金融商品の専門家ではありません。投資体験も平均的な普通の人です。そんな日々にこれまでいろいろ工夫してきた技法と考え方をご紹介しようとするのが本稿です。

会計学の内容ではありません

 私のAmazon本に「会計の不思議」ーイタリアから安土・織田信長へ 使うほど事業の先行きが見える₋の初めの14頁あたりに家計の財産目録の資産区分を見直すという項目が見えます。財産目録は財産リストです。誰にでも作れます。借方・貸方も出てきません。要は日々動く為替や利回り、お持ちの株式銘柄の寄付き、終値の動きなどの「情報」をどのように整理し兆候を知り、何に備えるかを見つけていただくことがこの項の目的です。

 答えが書かれていることはありません。現代は手っ取り早く答えをパクることが流行っていますが本稿はご自分で実践される「道具」をあくまでご参考になればと思いご提供するものです。

遠い所へ行ったら自分がしていることが分かる

 外国に行ってホテルに落ち着いて部屋の窓から外国の通りや街を見る瞬間から日本で自分がしていることが小さく見えて、やってることの全体が見えるようになる経験はどなたにでもあるようです。

 別に外国でなくても違う町に行くと自分のしている全仕事が手のひらに乗るように、いとおしく、しかも、ワカリヤスクなり、何処がオカシイかも見える場合があります。

 同じように投資行動の立体や断面を見ることができれば自らの手で修正することも容易にできます。小さなボートに乗って陸から離れてみれば海図のありがたさが実感できます。そんな海図(Chart) の自己作成にお役立てればと思います。