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木村栄昌
(税理士・米国公認会計士)

クイズ:資金対策の謎

Q. 
資産運用:外貨預金の利息は9%です。円預金の利率と違いすぎます。下の考えはどれが正しいですか。
A. 

A.1,直ぐに銀行に行き、外貨預金(ドル)をする。

 2,金利の差が大きすぎる。よくその理由を知ってから行動する。

 3,最近、円高になってきている。円安が続かないと思うから円預金を続ける。

 4,外貨預金の利息が良くても円安になれば為替差益の税金が面倒だ。


               正解 2

理由を知ってから行動しないと後悔しかねません。9%もの利息が付くのはア,イ二つの条件に合った場合だけです。

1,ア:円を外貨に換えて預金にした場合に限られる優遇金利が9%です、イ:初めの3ケ月だけ高金利であとは店頭金利0.01%程度になります。

ですから直ぐに円からドル預金されてもその後継続されても外貨が続きますから優遇金利は適用されません。

3,円高円安はいろんな要素で変わります。日銀の政策、日本国債の相場などです。極端な場合ホルムズ海峡が通れなくなれば資源が入らない日本の円は安くなるでしょう。ニュースをよく調べて自分で判断する姿勢が必要です。

4,個人の場合、1ドル100が140円になれば40円の差益が生じますがこの差額は持ってるだけの未実現利益ですから課税されません。しかし円に換えた場合は課税されます。所得税法上の雑所得になり申告が必要です。ドルで利益が出たがユーロを円に換えた場合40円の損が出たときは雑所得の中でドルの利益とユーロの損失を通算できますから結果的には課税なしです。

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クイズ:経済天気予報

Q:Goldが値上がりしていましたが、最近は少し値下がりしています。考え方のポイントとGoldについての税務の扱いを知りたいです。

A:<考え方>
 基軸通貨のドルと反対の動きをするのがGoldですから円対ドルの上がり下がりのリスクヘッジになるのではないでしょうか。

 注意する点はドルでGoldが下がっても円安ならば円で評価されるためGold価格は上がります。為替の動きが噛んでいる点に注意がいります。

<税務>
 購入額と売却額の差額(譲渡益)が総合課税となり譲渡益から50万円が特別控除されます。ポイントは5年を境にして短期譲渡と長期譲渡に区分され扱いが異なる点です。

 取得から5年以内に譲渡した場合(短期譲渡)はその金額が他の所得と合算されます。
 一方、5年を超えて保有されていたGold(長期譲渡)の譲渡益は50万円控除後、二分の一が課税されます。二分の一される意味は保有期間が長いため累進税率の適用を緩和する趣旨です。

 購入額は平均取得価額により計算します。この価額はGold売買会社で確認することができます。

(2023/12/22)
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