Try for you

木村栄昌

冬の時代を笑いで乗切るために<短編物語>読むだけで税や会計の生きた知識が不思議に身に付く

これまでに掲載した「冬の時代を笑いで乗切るために —<短編物語>読むだけで税や会計の生きた知識が不思議に身に付く—」の記事一覧です。
上のものほど新しい記事となっています。

Q. これから金利は上がりますか。次の1~4から選んでください。

1,上がらない。物価高で苦しいなか政府が上げるようなことはしない。

2,アメリカ並みの高金利に達するまで金利は上がる

3,Goldが上がっているから反対に金利は下がる

4,債券相場が弱含みであるから傾向的に金利は上がる

A:当方の考えですが・・・・4であると考えます。

 1は根拠薄弱、2は国の背景が違うのでは。3は逆では。4の弱含みの原因は複雑です。

日本の財政が苦しいので自国通貨の円が売られ円安です。

国債も裏では買い入れの努力がされていると伝えられていますが流れは金利が低いため弱含みです。すでに長期金利は上がってきています。国債を抱いている金融機関は資産内容劣化を避けるためにも今後貸出金利を上げる方向に見直すと思います。インフレが進んでいますから円預金の実質価値は今後も下がる一方、資産運用にも工夫がいるでしょう。

Q. 資金繰りが急にしんどいくなったと経理が言います。何に気を付けるとよいでしょうか?次の1~4の中から正解と思われるものを一つ選んでください。

1,銀行に相談に行く

2,経費の領収書を経理係りに求めて洗いなおす

3,もっと売上を増やすよう営業に指示を出す

4,いくらの資金が不足してしんどいのか自ら数字を見直す

正解:4です

理由:1と3は的外れです。3についてはいくらの売上が必要かもわからないままの指示ですから社内は動きません。1の行動は原因を把握してからの選択肢です。このような行動では銀行さんに侮られます。2は細かい点にとらわれ全体を見ていません。経理が言うことを鵜吞みにしないで社長が自分の手で原因を確かめましょう。人任せにしないで分からないことは周りに聞く「熱心な姿勢」が必要です。

その姿勢が共感を呼びます。また「本当の原因を知る」第1歩です。

<想定される背景>

・大口得意先からの回収遅延が起こっている

・銀行返済の条件変更が始まった

・過去の設備投資の資金返済が始まった

 経理の情報が社長に伝わっていないことが想定されます。資金も大事ですが要は内部情報が特定部門にとどまっていることです。組織の大小に関係なく日本の組織の昔からの欠点です。オープンにしないで隠すことで嵐が過ぎるのを待っています。ここが問題です。こうしてTopは社内で起こっていることに疎い裸の王様になりかねません。主治医である社長が内部情報に疎いのでは会社は手遅れで命取りになります。

経済天気予報 2023/7/31

 ゼロゼロ融資の返済が6月(令和5年)から始まっています。これからは正味の資金力が徐々に表面化します。更に物価高で利上げの気配が濃くなります。債券市場での国債の弱含みが引金になるかもしれません。

返済増加、金利高を視野に入れることが必要でしょう。

バラマキ政策のツケがこれから出てきます。

Q. 資金の状態を知るには何をチェックすれば良いのですか?

A. 売掛金(未収入金)、買掛金、在庫の残高の数字から回転日数が分かります。

まずこの日数を知ることです。回収までの日数より支払の日数が短ければ常に資金不足になります。