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木村栄昌
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2026/1/17

 このたび新たに3つのコラムを設ける準備が進んでいますが、現在は工事進行中です。準備完了しましたら内容の記載を始めます。ご興味のあるものがあればご覧ください。

■AIとの対話反復でプロンプトスキルを磨く

■矛盾と勢い:孫子で打つ手が見えてくる

■重加算税:知ると知らないで大違い!

 記載方針は1,最小限の量で 2,実際に役に立つように 3,掲載時期は不定期です。毎週ごとではありません。この点が、これまでの犬猫漫談や短編物語と異なる点です。

犬猫漫談

犬式部:オイ、先週のラグビーのレフリーの話でまだよく分からない点がある。

猫納言:どんな点かね?

犬式部:レフリーも人間だから完璧はないとしても何が一番問題なのかね?

猫納言:ボスが言われるには、スクラムなら初めにアーリープッシュでぺナルテ               イー、組んだ後に今度はコラプシングでまたぺナルテイの笛が鳴ると、笛             を吹かれたチームはプレイが委縮するのだと。ここはボスの個人の見解だ             と念を押されていたが。

犬式部:確かに。よくワカラン笛を吹かれたらメンタルが過敏になってくるね。              人間は周りに影響されやすいからね。
    TVで不景気だ、物価高だ、と言われたら気分も下向くかもね、、こんな           日々にはどうしたらウマくゆくのかね?みんなが険しいカオしてイケズの            ようになってきている。

猫納言:ボスに聞いたらこう言われた。「ヒトにやさしく親切にして言葉も丁寧               くらい丁寧にすること。」なんでも世間の風潮の逆を行くことらしい。

犬式部:なるほど。偉そうにするのが最悪だね。犬の自分もそう思うョ。この前               にも偉そうなオッサンがオレに「犬のくせに態度大きい!」と言って蹴り            を入れてきた。

猫納言:それでオマエどうした。噛みついたのかい?

犬式部:アホ。オレにも犬としての自尊心があるから腹立つが、ボスから人間の               程度の悪いのは犬猫より始末が悪いと聞いてたから相手にしなかった。

猫納言:それがよい。なんでも日本は農薬や添加物がほとんど野放しなので世界               中から農薬、添加物が流れ込んで人々の脳や内臓にに蓄積するから、ヘン            な事件が多くなっている。気を付けようぜ。

犬式部:分かっている。オトナは男女ともイケズでなく礼儀正しいぜ。
   
 オレに蹴りを入れようとしたオッサンとオトナ以外の世代は知らんけど。

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<短編物語>第7話 サスペンデッドセンテンス その5

退職と借入、キャッシュサイクル

「おまえ、そんな思い切ったことして怖くないのか?」
会社やめて貿易業を始めたいと話す泰彦に高木課長はあっ気にとられた顏で言った。

「俺なんか会社を離れたら失うものが多すぎてキミみたいなことはとてもできないョ。息子らも一人立ちしているから俺はカミさんと二人で楽しく安全に行くよ」

 泰彦は「そうですね」とうなずいたが心底では別のことを思っていた。口には出さなかったが「いつまでこの会社で今の収入が続くのですか、、続かないかも、「執行猶予」がいつ終わるか、その時にさまよえる羊にならないように祈ります」と。

 次に挨拶に行った鵜高女史は案外アッサリと「そう、おめでとう。がんばってね!と言った後、いろいろなアクセサリーについて詳しく教えてくれた。化粧品や身の回り品だけでなく食べ物にもお金をかけて高級品を揃えた生活をしてきたからか身銭を切ってアクセサリーを選んできた自信からか、一つ一つの説明には説得力があった。「最初は大変かもしれないけれど、落ち着いたら近況を知らせてね。」と励ましてくれた。

 泰彦はこれまでの経験から、こういうシーンでは女性からはネチネチと嫌味を言われるものと思い込んでいたが、カラッとした彼女の出す空気に、人は見かけによらないものだ、と思った。それとともに質素につましく暮らすより鵜高女史のようにリッチな生活をすることが思い切りを良くするように思った。一つの生き方だと思った。

 泰彦は資金の予測をしてみた。仕入れから支払いまでの日数を算出し、売上から回収までの日数を想定し、前者の支払いまでの日数をできるだけ長くしないとたちまち資金が不足することが分かった。このキャッシュサイクルの算定法はセミナーに参加していた若い税理士が彼と休憩時間に談笑していた時にメモに書いて説明してくれたものである。この算式を知らないまま開業したらたちまち破綻することを知り、ゾッとした。

 仕入れの支払い日数も売りの回収日数も相手あってのことなので実際の商談で当たってみるしかない。

 泰彦には貯えた預金があるが備えとして政策金融公庫の創業融資を検討した。無担保無保証人でも融資可能で10年内返済である。泰彦は約定返済で10年にわたって毎月一定額の返済をすることは貿易業では、なじまないとの思いがあった。借入したとしても数回のビジネスで勝ち取った資金を一括返済するほうが性格に合うように考えていた。毎月の元利合計の支払いが生き血を吸われるような気がしてならなかった。それと、そうしている間に借入することがアタリマエになることも嫌であった。

 町の金融機関の中でも信用金庫なら約定弁済ではない貸出があるか当たってみたが開業後の決算申告もしていない場合は該当する融資商品はないことが分かった。

次回予告

 借入による予備金なしで船出することになった泰彦は輸入先から日本の商品を紹介して欲しいとの要望が意外に多いことを知った。それと共に輸出した場合には消費税が還付されることをセミナー仲間の税理士から耳にする。消費税の還付サイクルを早くすればキャッシュフローが大助かりであることも分かってきた泰彦は消費税の仕組みを調べるとともに輸出業のキャッシュフローを試算することになる。

(2026年1月10日)
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